目次
東北大学の特徴を紹介します!
本記事では、「東北大学とは?どんな大学なの?」「目指した方がいいの?」と悩んでいる方々に、東北大学を卒業・修了した筆者がその特徴をご紹介いたします!
筆者は、東北大学工学部を卒業し、その後工学研究科(修士課程)まで進学・修了しました。文系学部の評価は、あまり詳しくないですが、在学中に聞いていた情報を含め生の情報をなるべくお伝えいたします。
この記事を読み進めてほしい方
①東北大学に進学したい方(高校生、高専生、他大学で編入を考えている方)
②仙台で暮らしている、これら住む予定のある方
東北大学についてご紹介し、入学から仙台および東北での生活、卒業、大学院進学などについて幅広くご紹介します。
なぜ東北大学紹介の記事を書くのか?
私は入学した2013年に入学した卒業生です。私が受験勉強中・入学する時点は、東北大の情報を得ようとしても、2ちゃんねるのソースがよくわからない情報のみでした。「東北大がどんな大学なのか?」「東北大学のどの学部がおすすめなのか?」「東北大へ進学が決まったとして、仙台のどこに住めばいいか?」「そもそも仙台はどんな街なのか?」すべてよくわかりませんでした。私の通っていた高校は自称進学校で、そこまで東北大に行く先輩もおらず、高校の先輩・先生たちから得られる情報はほぼありませんでした。その当時、とっても困った経験があるため、同じようなことでお困りの方(特に受験生?)は、このブログ・記事を見て、ぜひ少しでも不安を払拭してほしいです。もしわからないことがあって、ご連絡いただければ、個別に質問にも答えます!
今回ご紹介すること
- 東北大学とは?
- 東北大学の特徴とは?
- 卒業・修了後の進路とは?
- 卒業・修了した感想とは?
その他記事も書いているので、ぜひご覧ください。
「東北大学へ進学が決まったとして、仙台のどこに住めばいいか?」わからない方は
「東北大へ受験を検討している」方は
改めて、「東北大学とは」
国内で3番目の帝国大学として1907年(明治40年)に創設され、仙台においては1911年(明治44年)に開学[1]した東北帝国大学を前身とする大学である。大学全体としては、帝国大学令に基づく大学として創設された1907年を創立年としており、2007年(平成19年)には東北大学創立100周年を祝う様々な記念行事が行われた。
とwikipediaには書いてあります。
キーワードは、「国内3番目の帝国大学」、「研究第一主義」、「門戸開放」でしょう。大学にいるとこの言葉をたまに耳にしましたね。こんなことを掲げているんだなと思ってください。
大学ランキング全国3位
東北大学は「大学ランキング2019」で京都大学、東京大学に次いで全国第3位になっています。大学ランキングは「教育リソース」、「教育充実度」、「教育成果」、「国際性」の4つの観点から評価されております。毎年3位を取っており、ここ数年は人気になってきています。(大学院の試験の倍率は年々上がってきています)
何がすごいの?
ランキング3位だと何がすごいんだ?という話ですが、「国際化」、「研究力」でしょうかね。グローバルな環境で、研究に真剣に取り組みたいという方はおすすめでしょう。「国際化」を進める流れ、そして「研究力」を高める流れは間違いなくあります。工学部の食堂は留学生であふれていますし(食堂のメニューには”ハラール”という宗教を考慮したメニューまであります)、教授が英語を使っているのは当たり前、億越えの装置がゴロゴロあり、研究はいつでも好きな時間に好きなだけやることができます。私は研究に熱量を注ぎきることができませんでしたが、、、
「めっちゃ研究したい!」、「異文化に触れたい!」、「留学、英語を話す環境に入りたい!」という方はおすすめでしょう。
(※私は工学系出身なので、「研究」について少しは事情を知っていますが、正直文系についてはよくわかりません。文系学科については、今後文系学科の情報を集めて、記事を作成したいと思います。)
学部と偏差値
東北大学にある学部は全部で10。そちらの偏差値についてまとめます。(前期試験について)
医学部:67.5
工学部:60.0
歯学部:60.0
農学部:60.0
薬学部:60.0
理学部:57.5~60.0
文学部:60.0
経済学部:60.0
法学部:60.0
教育学部:62.5
大体偏差値は60くらいになっていますね。後期試験は、東大や京大が不合格だった人たちが、受けに来るため+5くらい上がってきます。後期試験を含めた詳しい偏差値情報を知りたいときは
「パスナビ 東北大」
こちらをご覧になってください。
工学系について
工学部に所属していたので、こちらについては詳しく書いていきます。
工学部の学科
工学部の学科は5つあります。参考:「東北大学工学研究科」
機械知能・航空工学科
電気情報物理工学科
化学・バイオ工学科
材料科学総合学科
建築・社会環境工学科
志願するとき
入試で希望を書くとき、この5つの学科のうち「第1希望から第3希望まで記入」をします。第1希望の学科の点数に満たず、入ることができなくても、第2、第3希望の学科に入っている人はぼちぼち見られます。私の感覚では機械知能・航空工学科が一番難しく、材料、情報、化学、建築という順に難易度が変わっていくイメージをもってます。
東北大学に入るために、第2希望、第3希望もしっかり戦略的に考えて、願書を書きましょう。
AO入試
東北大にはAO2期、AO3期と呼ばれる入試形態があり、AO入試合格者もよく会います。これはいわゆる、推薦入試のことです。
AO2期
例年10月ごろに願書受付、11月に合格発表が行われます。私はAO2期があることを入学まで知りませんでした。皆さんがこのBLOGを見て、受験の幅が広がることを願っております。そんなことは置いておいて、令和2年度の募集要項をリンクに貼っておきます。※令和2年度はすでに終了してます。
AO2期は2部構成で
①1次試験:書類審査、筆記試験
②2次試験:面接
この流れです。しかし、枠が狭く倍率は例年2~5倍になっています。特に面接では、「なぜ東北大で学びたいのか」、「将来どんなことをしたく、そのために東北大でどんなことをしたいのか」熱く語る必要があります。機械系では女の子のほうが、面接が上手で志が高い人が多いため、多く合格している印象があります。(採点に性別が関係しているとは言ってませんので、誤解がないように)
AO2期の倍率などはこちらのサイトを見るといいでしょう。
「パスナビ 東北大」
AO3期
AO3期は一言でいうと、「センター取れた人が合格する入試」です。1月末に願書受付があり、2月上旬(今年は2/10)に面接試験、2月中旬には結果がわかります。令和2年度の募集要項を張っておきます。※今年の募集は終わっています。
AO3期も2部構成で
①1次試験:センター試験の点数を使った試験
②2次試験:面接試験
センター試験900点と面接が300点の配点構成になっていますが、個人的には、「センターでかなり取れた人が合格している」印象を受けます。要するに、センター試験をかなり取れたなら、受けるべきでしょう。面接ではそこまで大きな差がついていないのかもしれません。センター試験では750~800点(900点満点)くらいが必要でしょう。
また、面接のときも「なぜ東北大で学びたいのか」、「この研究室でこんなことしたい」など言えると高評価かもしれません。面接官は教授たちですから、突っ込まれますので、しっかり準備してくださいね。
倍率などの情報はこちらに詳しく載ってます。
東北大学に6年在学して
これはまた別の記事で詳しく書きたいと思うので、さらっと書きますが、私は東北大学入学して本当に良かったと思います。いい街に住み、自然を感じ、のびのび研究ができ、頭のいい友達がたくさんいて、とても刺激的な大学生活になりました。世界で有名な教授たちがゴロゴロいて、その下で学ぶことはとても刺激的ですよね。また、大学満足度ランキングなどというものがありますが、いつも上位に入ってます。それだけ相対的に満足していると感じている学生が多い証拠でしょう。ぜひ、志望してください。
最後に
受験は情報戦であります。必要な情報はどしどし出していきますが、もし聞きたいことがあれば、コメントをください。答えられる範囲ですが、お答えします。
コメント