複利効果って?

目次

このページを読み進めてほしい人

  ・投資に興味がある人

  ・投資を始めようとしているがよくわからない人

  ・投資を始めたばかりの人

  ・複利がわからない人

複利効果って何ですか?

結論:運用で得た利益を再投資することで、資金を非常に大きく増やすことができる効果のこと

投資でお金を増やしていくために

投資でお金を増やしていくために大切な「複利効果」についてご説明します。一攫千金を狙うと短期でお金持ちになれますが(ビットコインバブルのような億り人など)、リスクも抱えています。まず、投資を始めていくのであれば、毎月コツコツと積み立てをしていくなど、堅実な姿勢で投資を行っていくことが大切でしょう。

コツコツ投資してそんなに資金は増えるもんなの?

結論からいうと、増えます。そのために、「単利と複利」をしっかり覚えましょう。そこから投資は始まります。

コツコツ資産を運用していく、すなわちコツコツ投資をしていくうえで、必ず知っておくべきワードが金利と単利、複利です。

金利とは

金利とは、お金を預けているときのもらえる利息のことです。国が発行する借金である債券を買うと、毎年利息がもらえます。

株式投資では、会社によって利率は変わりますが、多くの企業では株券を保有していると、配当金をもらうことができます。

このように投資の世界では、お金を預けて投資していることで、定期的にお金をもらうことができます。このもらったお金をどうするかについて、お話していきます。

単利

単利とは、投資した資金にのみ利息が付く計算方法のことです。何言っているかわかりませんよね。もう少し、詳しく説明していきます。

単利について
単利について

あなたが100万円を資金に投資を始め、利回り5%の投資信託を買ったとします。利回り5%とは1年に元本(100万円)の5%すなわち5万円がもらえるということです。つまり、1年目は利息として、5万円もらうことができます。

2年目も元本(100万円)の5%である5万円がもらえます。また、1年目もらった5万円は手元に置いておくことができます。つまり、10年投資を続けたとすると、利息5万×10年50万円資金が増えることになります。20年だと合計100万円利息がもらえます。

あなたが増やすことができる資金の計算式は

(元本:元の資金)×(利回り)×(運用年数)

という式になります。

複利

では複利とは。単利と違って、利息で得た資金を元本に追加していく投資のことです。

複利とは
複利とは

先ほどと同様に100万円を資金に、利回り5%の投資信託を買ったとしましょう。1年目は単利のときと同様に利息として5万円もらえます。

しかし、単利と違って、2年目はその利息元本に追加して投資をします。つまり、2年目の元本は105万円です。利回り5%の運用ですので、2年目の利息は105万円×5%=5万2500円になります。

3年目は2年目で得た5万2500円を元本に追加して110万2500円を元本に運用してもらいます。つまり、10年運用を続けたとすると、63万円資金が増えます。20年運用すると165万円資金が増えます。

複利によってあなたが増やすことのできる資金は

(元本:元の資金)×(利回り)(運用年数)

という資金になります。

単利と複利による投資で得られる資金の違い

①元本100万で利回り5%の投資信託を買った場合に増える資金

10年後: 単利 50万円   複利 63万円

20年後: 単利 100万円   複利 165万円

②元本 100万で利回り10%の投資信託を買った場合に増える資金

10年後: 単利 100万円   複利 159万円

20年後: 単利 200万円   複利 573万円

ご覧いただくとわかるように、複利により資金を非常に大きく増やすことができます。

※一点だけ注意なのは、計算をわかりやすくするために、毎年安定して5%、10%利息がもらえるように計算をしていますが、実際の運用ではそう安定的にはなかなかできません。株式相場の暴落などによって0%やマイナスになるときもあります。ただ、ここでわかっていただきたいのは、複利効果の力なので、計算を簡単にしてお伝えしています。悪しからず。

結論

資金を大きく増やすやしていくために、投資で得た配当金や利息を元本に追加して元本を増やしていく複利の考え方が大切です。元本を大きくしていくことで、一攫千金を狙わずとも資金を着実に増やしていくことができます。

複利の力をわかっていただけたでしょうか。1回の投資で10倍にしようと考えるのではなく、着実にリスクを減らしてコツコツ投資を続けていけば、複利の力を使ってローリスクで資金を増やすことができるでしょう。

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