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【投資】日本銀行「異次元の金融緩和」
日本銀行が実施している異次元の緩和政策について解説してみます。(※投資初心者であり、あくまで個人的メモがき程度だとご理解いただけますと幸いです。)
このページを読み進めてほしい人
・投資に興味がある人
・株式投資に興味がある人
日本銀行が行っている「異次元の金融政策」について解説します!
今回は日本の中央銀行である「日本銀行(以後:日銀)」が行っている金融政策について解説します。コロナショックにより大暴落した株式市場において、日銀がどんな政策を行っているのかお伝えします。
日銀は1日に2000億円の株を買い続けている!異次元!
結論から行きましょう。日銀は株式市場を下支えするために、「1日2000億円」の資金を使って株などを買い続けています。日銀がいついくら買ったかはWebページに報告されているので、興味がある方はご覧ください。
先日安倍首相より出された「1世帯2枚のマスク配布」の政策。費用が200億円もかかる!なんて揶揄されていますね。

日銀は1日に2000億円の資金を市場に投入し続けていますし、今年に入ってからの3か月で「2兆5764億円」の資金を株式市場に投入しています。日銀のお金があれば、マスク何枚配送できて、いくら現金給付ができるのでしょうか。
なぜ莫大な資金を投入しているの?
日銀が株式市場に資金を投入し始めたのは、2010年12月からです。金融緩和政策の一環として始まり、この時は上限を4500億円、期限付きの買い入れとされていました。
その後、「量的・質的金融緩和政策」が始まった2013年からは期間延長と上限が1兆円に引き上げられました。さらに、2014年には3兆円、2016年には6兆円に上限が引き上げられており、つい先日上限が12兆円に引き上げとなりました。
そんな大金使って何を買っているの?
冒頭で株を買っているといいましたが、厳密には間違いです。日銀はうん兆円を使って、以下の銘柄をはじめとする上場投資信託(ETF)に投資をしています。
上場投信?ETF?って思われるかたはETFについて説明しておりますので、こちらの記事をご覧ください。
※上場投信は「上場投資信託」と呼ばれ英語ではETF( Exchange Traded Funds )とも呼ばれます。
なんでETFなの?
日銀はソフトバンクGやトヨタなど直接個別銘柄を買うことはしません。1つ銘柄を買ってしまっては、不公平となってしまいます。あくまでも日銀が株式市場に資金を投入する目的は「日本経済全体を下支えするため」であり、そのため日経平均株価に紐づいた「日経225上場投信」をはじめとするETFの買い入れ行っています。
資金を入れすぎて多くの会社の筆頭株主に、
巨額の資金を投入しているために、日経新聞などの報道では、ファナックや日東電工、オムロンといった会社の筆頭株主になったと予想されているようです。
現在日本株式市場の最大株主は皆さんの年金を運用しているGRIF(年金積立金管理運用独立行政法人)ですが、このまま買い入れが続くと、中央銀行が日本株式市場の最大株主となる模様です。日銀が買い入れている額は総額40兆円に達するともいわれます。
まとめ
日本経済を支えるために日本の中央銀行である「日銀」は、どれほどの資金を投入しているかおわかりいただけたでしょうか。
これほどの資金を投入していても、コロナショックなどにより株価は暴落しております。景気回復させるための次の1手はどんな手法になるのか。今後も日銀の動向に目が離せません。
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